蟻と象

駒大苫小牧(南北海道)延長10回 6対5大阪桐蔭(大阪)


回を追う毎にに球威を増す怪物辻内投手
甲子園5ホーマー1試合3ホーマーの怪物平田選手
投打に怪物を擁するチーム大阪桐蔭
それに立ち向かうは前年度の覇者駒大苫小牧
と言っても怪物はいない極普通の高校野球チーム
その普通に見えるチームが巨象に立ち向かう蟻のように見える


2回、まだ調子の上がらない怪物辻内投手を攻める
ヒットにバントに足を絡めて揺さぶり5点を捥ぎ取る
少ないチャンスを生かす理想的な展開
集団となって蟻が巨象を攻めた瞬間
しかし巨象も黙っていない
初回から全力投球の2年生田中投手の球威が落ちた所を見逃さず反撃
7・8回にホームランを含めて長打で対抗し同点
試合は延長戦へ・・・
10回それまで復活した怪物に沈黙していた打線が再び火を噴く
駒大苫小牧スコアリングポジションにランナーが進むと勝負強い
確実に少ないチャンスを物にする
最後は平成の怪物平田選手を三振に仕留めゲームセット
満足にフルスイング出来なかった平田選手は悔いが残るだろう
その悔いはプロになって晴らして下さい
当てに行くバッティングを最後までしなかったあなたはプロ向きです。
辻内投手、まだ下半身が出来ていない(内側に足が入り込むしまだ足が堅い)
それでも是だけのピッチィングをするのですから正に怪物
剛球だけでなく変化球で交わすところは驚きでした。
大阪桐蔭に足りなかったものを捜せば細かいチームプレーだけ
この敗戦を糧に来年甲子園に来て下さい。
ってそれだと母校が出れなくなるか^_^;



さて明日の決勝戦ですが
両チームとも基本に忠実な高校生らしい野球をするチーム
お互い大逆転で勝ちあがってきたチーム
継投策で勝ち上がってきたチームと似た者同士の対決です。
堅い守りとコミュニケーションでチームワーク抜群の駒大苫小牧
点を取られても直ぐに逆転し粘りを身上とする京都外大西
どちらも勢いがあり戦力は互角と要ったところかな
個人的には投手力が揃った駒大苫小牧がやや有利かなって気がしますが
最後まで手に汗握る良い試合になる事は間違い無さそう。
でも仕事で見れない _| ̄|○